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季節のお便り


Yunmu■季節のお便り■2017年9月「白露

二十四節気「白露」はくろ

9月7日19時39分「白露」です。旧暦8月、酉(とり)の月の正節で、天文学的には太陽が黄経165度の点を通過するときをいいます。新暦9月7日か8日頃。秋分前の15日目にあたります。

二十四節気による四季の区分では、秋の中旬「仲秋」(ちゅうしゅう)にあたります。暦便覧には「陰気やうやく重りて、露こごりて白色となれば也」とあります。

「白露」(はくろ)は「しらつゆ」の意。秋気も本格的になり、大気が冷えて野草にしらつゆが宿り、秋を感じさせるようになります。鶺鴒(せきれい)が鳴き始め、燕(つばめ)が去って行きます。

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「七十二侯」

◆初候「草露白」(そうろ しろし):草に降りた露が白く光る。
◇草に降りた露が白く光って見える時節。

◆次候「鶺鴒鳴」(せきれい なく):鶺鴒が鳴き始める。
◇小川や沼などの水辺で鶺鴒が鳴き始める時節。

◆末候「玄鳥去」(げんちょう さる):燕が南へ帰って行く。
◇つばめが南へ帰っていく時節。玄鳥(げんちょう)=つばめの異称。乙鳥(いつちょう)とも。また、鶴の異称とも。

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「9月の花」
 
 彼岸花(ひがんばな)曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
 
彼岸花科。学名:Lycoris(リコリス)。ギリシャ神話の海の女神の名前「Lycoris」のこと。原産地中国

開花時期は9月15~末日頃。秋の彼岸の頃に、突然茎が伸びてきて、鮮やかな色の花を咲かせ、数日で花が終わって茎だけなります。

花のあと葉が伸びてきますが、冬と春を越して夏近くなると消えてしまいます。ですから花と葉を同時に見ることは出来ません。葉のあるときには花はなく、花のときには葉がないことから、韓国では「サンチョ(相思華)」と呼ばれます。「花は葉を思い、葉は花を思う」の意。

別名の曼珠沙華は「天上の花」の意。目出度い事が起こる兆しに、赤い花が天から降るという経典に由来。花言葉は、「情熱」「悲しい思い出」「独立」「再会」「あきらめ」など。

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 金木犀(きんもくせい)(Fragrant olive)
 
木犀(もくせい)科。学名:オスマンサス。語源は、ギリシャ語の「osme(香り)+ anthos(花)」原産地は中国南部。
 
開花時期9月下旬~10月10日頃。花が咲いている間、強い香りを放ち、春の沈丁花(じんちょうげ)、夏の梔子(くちなし)に並びます。開花のあと、風雨があるとあっけなく散ってしまいます。
 
中国名「丹桂」。丹=橙色、桂=モクセイ類のこと。日本には江戸時代初期に渡来。静岡県の県の木になっています。花言葉は「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」など。
 
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 水引(みずひき)
 
蓼(たで)科。学名:Polygonum filiforme 語源はギリシャ語の「polys(多い)+ gonu(節)」から。茎の節が膨らんで関節のように見えることに由来。
 
開花時期は8月5日頃~10中旬。上から見ると赤く見え、下から見ると白く見える花を、紅白の水引に見立てたもの。日陰に生えます。葉は時折変わった斑が入ったもの(ふいり)が見られます。「水引草」(みずひきそう)とも。花言葉は「感謝の気持ち」など。
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「9月の誕生石」

☆ サファイア( Sapphire )☆ 別名:青玉・鋼玉/せいぎょく・こうぎょく
 
語源は、「青色」を意味するラテン語の「sapphirus」、ギリシャ語の「sappheiros」に由来。和名は「蒼玉(青玉)」。

コランダム(Al2O3、酸化アルミニウム)の変種で、ダイヤモンドに次ぐ硬度の赤色でない色の宝石のこと。一般に「濃紺あるいは青紫色」をした もの(不純物=鉄、チタン)と考えられています。濃赤色以外のあらゆる色、例えば黄色や茶色、薄紅色などのものもサファイアです。不純物の違いで濃い赤色 を現すものはルビー。

産地は主にタイ王国、ミャンマー、カシミール地方、スリランカ、マダガスカル、オーストラリア、中国、カンボジアなど。産地により色の濃淡が異な り、色の良し悪しにより価値が上下します。カシミール産のブルーサファイアはコーンフラワーブルーと呼ばれ、ミャンマー産の深い青色のサファイアはロイヤ ルブルーと呼ばれ、どちらも市場での評価が高いのが特徴です。

石言葉は、慈愛・誠実・貞操・高潔・徳望・心の成長など。効能は、聡明さ・優雅さを高める、堅固な愛をもたらす 、など。

☆ ラピスラズリ ( lapis lazuli ) ☆ 別名:青金石/せいきんせき

サンスクリット語のヴァイドゥーリャないしパーリ語のヴェルーリヤの音訳。深い青色から藍色の宝石で、しばしば黄鉄鉱の粒を含んで夜空の様な輝きを持つ。和名「瑠璃(るり)」。

方ソーダ石(ほうソーダせき)グループの鉱物。青金石(ラズライト)を主成分とし、同グループの方ソーダ石・藍方石(らんぽうせき)・黝方石(ゆ うほうせき)など複数の鉱物が加わった類質同像の固溶体(2種類以上が互いに溶け合ったもの)の半貴石(=貴石以外の宝石すべてをいう)です。

ラピスはラテン語で「石」 (Lapis)、ラズリはトルキスタンにあるペルシア語地名 "lazhward"(現在のアフガニスタン・イスラム共和国バダフシャーン州en:Kuran wa Munjan DistrictにあるSar-i Sang鉱山の古名)が起源。

古代の原産地は、Sar-i Sang 。その他、シベリア、チリ、カナダ、アメリカ・コロラド州など。日本では産出しません。石言葉は「尊厳・崇高」など。

人類に認知され、利用された最古の鉱物で、「最強の聖石」とされ、幸運の守護石とされています。第6チャクラ(額)、第7チャクラ(頭部)を活性化させ、効能として人間関係の改善、頭脳の明晰化に期待できます。強運を導く、頭痛の軽減、喉の痛みの軽減などにも使われます。

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 「9月の行事食」 重陽の節句

9月9日は、陽の数が重なることから重陽(ちょうよう)といいます。その昔、中国では世間こぞって陽数の極である九が重なる「重陽」をめでたいこととして愛していました。

陰陽説では「奇数」は「陽」、「偶数」は「陰」とされ、奇数の方をめでたい数字としています。その奇数が重なる日、三月三日、五月五日、七月七 日、九月九日は、それぞれ上巳(じょうし)、端午、七夕、重陽の節日に、一月七日=人日(じんじつ)を加えて「五大節句」とします。中でも重陽は数が一番 大きい九が重なり、九は久に通じ、「久久」(長い間)を意味するところから、さらに「長寿」に祝うの意をもっています。

菊香を移した菊酒を酌み交わし、邪気を払い長命を願うという風習は、平安時代の初めに日本に伝わり、宮中では観菊の宴が催されました。重陽節会(ちょうようのせちえ)、菊花宴(きつかのえん)、菊の節句、菊の宴とも。

収穫の時期にもあたるため、庶民の間では「栗の節句」としてお祝いをしていました。今でも各地で菊を愛でる祭りや行事が催されています。菊は歳をとることを抑えるといわれています。華道の世界でも大切な日になっています。

★菊の花を生ける。★菊酒をいただく。菊の花びらを浮かべたお酒★食用菊をあしらったものを献立に盛り込む。など。

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